熊野路
佐藤春夫
【今はむかしとなりはひもうらやす〳〵と】
諸平が目を驚かせた山賤の笥に盛る飯は木の実であったといふ事実も今日は昔となりなつて、生活も豊かになつて来たとこれがこの長歌の破題であるが、うらやす〳〵との語を受けて、
底本:『定本 佐藤春夫全集』 第21巻、臨川書店
初出:1936年(昭和11年)4月4日、『熊野路』(新風土記叢書2)として小山書店より刊行
(入力 てつ@み熊野ねっと)
2015.9.23 UP
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