法経塔と箸折峠
那須晴次『伝説の熊野』
法経塔は近野村字近露の箸折峠にある。花園天皇が熊野行幸の際にここで御休みになった。そうして御飯を召上らせられる時、傍にあったカヤを折って御召上らせられた。そして後その箸を折って捨てられた。それでそこを箸折峠と名付けたのである。そこに花園天皇熊野御巡幸の際法経及法衣を埋納せられ碑を建てられたのがこの法経塔である。
(入力 てつ@み熊野ねっと)
花園天皇は熊野を詣でておらず、上の話は今では花山法皇のことだとされます。
花山法皇の熊野御幸:熊野の説話
2019.7.26 UP